環境問題関連の出版について
先週、張興和著『CDMによる温暖化抑制━中国山西省を事例として』の校了データを印刷屋に渡すことができました。W・アダムス、J・W・ブロック著『アダム・スミス モスクワへ行く――市場経済移行をめぐる対話劇』の訳者である川端氏が張氏を創風社に紹介しました。この原稿は東北大学の学際プロジェクトによるものであり、張氏は理工系出身の経済学の研究者です。文系の私としては、難解な内容でした。CDM導入による予想される効果などを確認しながら、「第3章 山西省の大気環境汚染の現状」や、「第5章 CDM導入による安泰集団CDQの増設」などを改めて、自分なりに精読したいと思います。創風社では他にも、環境問題をテーマとした著書としては、岩佐茂著『環境の思想』、『環境思想の研究』(哲学)、があります。また、柴田信也編著『政治経済学の原理と展開』で山口氏が「循環型社会のための諸条件」の論文で環境問題をテーマにとりあげています。山口氏は大学で「産業廃棄物の経済学」という講義も行っています。 |