・ 脳性麻痺とは? 出産の前後に脳の一部がこわれ、手足や体の一部または全体が麻痺した状態を脳性麻痺といいます。出生1000人に対し、1.5〜2人におこります。からだ全体が麻痺し、ものを食べたり、飲み込んだり、息をしたり、声を出したりする、生きていくために最も大事な機能がおかされるときもあります。足や膝や股関節が障害され、這ったり、寝返りをしたり、起き上がったり、歩いたりする人の移動の機能が障害されるときもあります。また手を含めた上肢が麻痺し、日々の生活ができにくくなることもあります。その麻痺の程度や症状は脳の損傷の程度や範囲に大きく関連します。体が動かない分、学習の機会が減り、知的な学習能力でハンディを負わされます。小さいときから訓練訓練とのんびりする機会を奪われ、人格形成にもハンディを負わされる可能性もあります。
出所:松尾隆著『脳性麻痺の整形外科的治療』創風社より ・ Neurotomy 神経縮小術 痙縮(神経の興奮で体が緊張すること)、痛みなどをを起こしている末梢神経を手術用顕微鏡で細くする手術です。例えば、脳性麻痺の患者が足の内反や尖足の痙縮をとります。DREZやrhizotomyが広範囲の痙縮、痛みをとるのにたいして、Neurotomyは狭い範囲に適用されます。 ・DREZ(Drosal root entry zone)tomy 脊髄後根進入帯遮断術 脊髄後根進入帯を手術用顕微鏡で遮断します。Neurotomyに比べ、広範囲の痛み痙縮をとることができます。具体的な症例を参考にしてみて下さい。 症例集より ◎WAISとは
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