木下順二・塩田庄兵衛・斎藤公子
木下順二・民話の世界
――聞き手・塩田庄兵衛――

46判 上製 211P 本体1500円 

目次
第一部 木下順二の世界
――日本の民話を中心に 
 聞き手 塩田庄兵衛
 ――さくら・さくらんぼ保育研究所全国研究会において――
 
1 はじめに――なぜ民話を書き出したのか
 2 木下民話,民話劇の特徴
 3 『夕鶴』をめぐって――ことばの問題
 4 『夕鶴』は民話劇か,現代劇か
 5 標準語とは
 6 シェイクスピアの芝居とことば
 7 日本とヨーロッパの演劇の違い
 8 宇野重吉さんのこと
 9 “ことばの勉強会”
 10 おわりに戦後五十年に思うこと

第二部 民話と現代 木下順二
〔戯曲〕夕鶴
民話と現代――玉名市立歴史博物館の開館に当って――
なぜ民話を問題にするか――「あとかくしの雪」を素材として――
〔民話〕かにむかし――さるかに――
再話における文学語
〔戯曲〕三年寝太郎 一幕三場――農村演劇のために――
『三年寝太郎』の作者から

第三部 ことばと私 塩田庄兵衛
 鶴が飛び去っていく――山本安英追悼――
 孫娘と掛け合い朗読
 社会科学とことば――河上肇音読会にふれて――

あとがき 斎藤公子

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