日本における地域経済学の理論 A5判上製 288頁 本体 2800円 |
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第一章 経済学における一般的諸規定 第一節 は じ め に 第二節 経済学の問題意識 (1) 如何にして自分の取得分の増加をはかるかという 私的な課題を出発点とする問題意識 (2) 方法(集団として「政治経済学」の作成)および分 析の視点と程度 (3) 経済学が資本制生産の時期に初めて発生した理由 (4) 当初の経済学───具体的にその分析の視点と程度 第三節 継承されたその本質 (1) 資本制生産の発展と党派性の顕在化 (2) 経済学の党派制 第四節 一応の結語 第五節 今日の経済学におけるこのあたりの不徹底 第二章 「地域経済学」における地域の規定 第一節 は じ め に 第二節 いわゆる「地域格差」の現況 第三節 「地域経済学」における地域の具体的な規定 第四節 これまでの地域規定の概観 第三章 「地域格差」の発生機構 第一節 は じ め に 第二節 諸地域における投入労働(価値生産)量の相違 ───相対的に少量の地域が生まれる必然性─── (1)農業部門と工業部門との投入労働(価値生産)量の 違い (2) ある地域からの工業部門の流出と農業部門の残留 業部門の残留 第三節 「地域格差」を拡大する日本の諸側面 (1) 日本農業の生産体制 (2) 日本の農業諸政策 (3) 日本の「農業協同組合」の対応について 第四節 日本における地域の人口の実情 第四章 「地域経済学」を展開しうる日本におけるもう 一つの問題───輸入農産物の増加と その安全性に対する不安の増大 第一節 は じ め に 第二節 日本における農産物輸入の現況 (1) 品目別に見る異常な量的側面 (2) 品目別に見る輸入国の現状 (3) ま と め 第三節 輸入農産物の安全性に関する問題点 (1) 「大腸菌O−157:H7」の件 (2) 「BSE」問題 (3) 「遺伝子組み換え食品」について (4) 残留農薬問題 (5) 類似のその他の問題 第四節 世論の動向と消費者の対応方法 (1) 東京都「消費生活モニターアンケート 『食品の安全性』」に関して (2) 内閣総理大臣官房広報室「農産物貿易 に関する世論調査」の検討 (3) ま と め 第五節 「地域経済学」の提起 第五章 「地域格差」縮小化の方策 ───農業の複合経営の追求─── 第一節 は じ め に 第二節 「地域格差」縮小化方策としての複合経営 (1) 基本視点とその実現のための複合経営 (2) 過去に生産していた農産物の種類 (3) 個別複合と地域複合 (4) 漸増の新規就農業者 第三節 市場の確保 (1) 「政治」部分の必要 (2) 近隣市場からの確保 (3) 価格運動のあり方 (4) 目指すは食糧自給率の向上 第四節 これまでの対応議論 終 章 総括 |