目 次
は じ め に
序 章 ヘーゲル『精神現象学』から学ぶ
は じ め に
第1節 ヘーゲルが『精神現象学』に込めたもの
第2節 「意識の経験」とは,生きること
第3節 「意識・自己意識・理性」の発達過程が意味すること
第I章 教育における関係的自立――自己と他者の弁証法――
第1節 ヘーゲルにおけるの意義
第2節 関係的自立と他者の意味
第3節 子どもの精神世界と関係的自立
第4節 発達支援の意義と役割
第II章 人間的自立の支援とアザーリング――対話的生き方の可能性――
は じ め に
第1節 アザーリング(他者化)・関係性からみる発達のとらえ直し
第2節 発達の支援と権利論を内側に織り込んだ参加民主主義の 集団像
第3節 子どもの発達支援をめぐる問題
第III章 子どもたちの人格形成と教育の基本
は じ め に
第1節 教育基本法「改正」の問題点
第2節 個性・能力・人格をどうとらえるか
第3節 市場原理から自立した教育創造
第4節 真の教育改革のために
ま と め 「人格の完成」の教育理念の復権を
第IV章 市民的自立の学校と教師・保護者
第1節 教師の自己回復
第2節 学校における対話的生き方の可能性
第3節 子どもにとって他者であること
第4節 子どもと教師・保護者がつながる対話のちから
ま と め
第V章 いじめの問題史と克服のための課題――教育方法論の立場から――
第1節 いじめ問題の動向とその論点
第2節 教育方法研究の中のいじめ問題
第3節 いじめ問題をとらえるパラダイム転換
第4節 いじめの構図再考
第5節 映画作品が描いた問題の本質
第VI章 市民の教育運動にみる学び・交流の弁証法――愛知父母懇の活動を例に――
第1節 愛知父母懇とは何か
第2節 父母懇活動の目的と組織性(総会)
第3節 愛知父母懇の理論的支柱(二つの著作)
第4節 苦難から立ち上がる弁証法
第VII章 対話的生き方の教育,何を為すべきか
第1節 なぜ対話的生き方を問うのか9
第2節 最近の道徳教育の問題点
第3節 〈管理なき管理〉の徹底:教育政策の分析
第4節 対話的生きかたについての指導と集団づくり
お わ り に
あ と が き