昨日、『群集』(名作映画DVD)を鑑賞しました。
1月19日発売した『臨床心理研究のための 質的方法概説』の著者、鈴木裕久先生の前作、『マスコミニケーションの調査研究法』に参考になる内容を含んでいるのではないかと思い見てみました。「マスコミユニケーションの効果研究」に触れている箇所などを再度自分なりに精読を進めました。そして、2月15日に発売した永井務著『アメリカ知識人論』の時代的に関連する箇所にも目を通したいと思っています。その、永井先生を創風社に紹介し、鈴木先生と東大時代に共に研究をしていた『マスコミの総合理論』の稲葉氏の参加していた押韻定型詩『中庭』の松本さんが3月3日、『新・現代詩』(自由詩の詩誌)の編集長の出海さんと企画の相談に創風社を訪れました。この企画は故木島始が編集の中心にいました。
『反戦アンデパンダン詩集』の著者、津坂さん、石川さん、矢口さん達も参加しています。その時、NO.19号、20号を参考に借りました。
第19号(05年12月発行)には「性の表現」に関する特集、性のあり方についてのアンケートなどがありました。3月4日毎日新聞で「結婚前に妊娠急増」の記事もあったので、日曜日に19号に目を通してみました。民俗学に見る巫女の性的役割や、売春の歴史や、見せ物として「獣姦」が行われていたこと、戦利品として第一級の女性が犯されたことなど、歴史(古典文学.etc.)に見る性の多様なあり方が書かれて、大変深い関心をいだきました。そして、アンケートに見られる、一夫一婦制の意見などは、制度ができるまでの歴史的経緯や、社会的背景などを踏まえて、論争を深められると面白いなと思いながら目を通してました。(「ジェンダー」なども踏まえながら)
現在は、核家族化や、競争社会、私生活主義が進み、お年寄り、年輩の方や親とコミュニケーションを十分にとれない人が多くなっています。このような市民活動を通じて、年輩の方からすぐれた文化継承をしていく、そんなことはとても重要だと思いながら、詩集の魅力を検討している最中です。