「ドイツ・イデオロギー」の射程 岩佐茂・小林一穂・渡辺憲正編著
360頁 四六判上製 本体2500円
ISBN4-915659-42-9 →詳細目次
唯物史観が基本的に確立された『ドイツ・イデオロギー』の思想を解明することによって,マルクスの思想の今日的生命力を照射することを狙ったもので,「フォイエルバッハ」だけでなく,「聖ブルーノ」「聖マックス」をも含め『ドイツ・イデオロギー』の全体の中で,新しいマルクス像を構築する。
ドイツ観念論と自然哲学 伊坂青司・長島隆・松山寿一編著
334頁 四六判上製 本体2500円 ISBN4-915659-57-7 →詳細目次 一部内容紹介(10/3/12)
自然哲学は古くはギリシア古代まで遡り,中世を経て,ルネサンスに至り,近代の自然哲学,とりわけドイツ観念論の中で発展させられたが,これまで余りにもふり返られることが少なかった。そこで,もう一度その大鉱脈を掘り返し,ドイツ観念論の基本的視座を再検討する。本書は自然哲学の研究を目指す,若手研究者で組織された自然哲学研究会の成果を示し,哲学研究に一石を投ずる意欲的労作!
環境の思想―エコロジーとマルクス主義の接点― 岩佐茂著
224頁 四六判上製 本体1500円 ISBN4-915659-65-8 →詳細目次
資本主義的市場経済がこのまま地球的規模に拡大していった時,はたして人類は生存可能なのだろうか。マルクス主義はこの問題にどのように答えるのだろうか。目次 1 公害問題と環境問題 2 環境と経済の調和のあり方をめぐる思想的対立 3 環境保全のための環境倫理学 4 マルクス主義におけるエコロジー的視点 5 環境にやさしい生活様式と社会経済システムの変革
論理と認識の世界 仲本章夫著 230頁 四六判上製 本体1700円
ISBN4-915659-55-0 →詳細目次
目次 第一部 論理学論争 1 論理学論争について 第二部 論理の世界 2 生活の中の論理学 3 なぜ,いま論理学か 4 論理学とは何か――そのさまざまな見解 5 形式論理学の教科書の構成について 第三部 認識の世界 6 認識論研究の方向性――反映と認識における主観的なもの 7 科学の対象と方法 8 直観について 9 科学的認識と非合理主義――ニューサイエンス批判
科学思想論 仲本章夫著 210頁 四六判上製 本体1500円
ISBN4-88352-003-X →詳細目次
《主要目次》 I いまなぜ自然観か――近代合理主義的自然観の問題 II 現代の危機と自然観の問題 III 古代,とくにギリシアの自然観 IV 近代合理主義的自然観の成立 V 近代合理主義的自然観の崩壊 VI 弁証法的自然観の問題 VII 自然観をとりまく諸問題