児童文学1

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三人とんま ひとまとめ 木島始(1991年法政大学教授を退く。詩人,児童文学者)
150頁 四六判上製 本体1200円 ISBN4-88352-035-8
わるくちかぞえうた  ながれ星とじまんくらべ  だましくらべ  あたまのこぶ  がっこうで よういはいいか  なぞなぞうたあそび  きのこのふしぎ  三人そろってとことんばなし  あそんでべんきょう  かいぶつたいじ  ずずーんとがむしゃら  ひゃあっ なつやすみ ばんざあい

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ノ リ ちゃん 木島始著  122頁 四六判上製 本体1000円 
ISBN4-88352-036-6

「ノリちゃん」と呼びかけられて,いろんな歌や話を聞かせてもらったり,わあわあ泣いたりするノリコが,〈話〉のなかに生まれでてきたのは,ずいぶん昔のことでした。『びわの実学校』という今はもうない児童文学の雑誌のなかでが,最初だったのですから。
 それから何年も,十年以上もたって,同じ小さなノリちゃんは,『社会新報』という新聞に八回あらわれ,また何年もたって『飛ぶ教室』という雑誌に一回ひょいと顔を出し,そうかと思うとアーサー・ビナードさんによって"Ten Tales"という本の中に一回あらわれました。何年たっても同じノりちゃんだったのですが,それが,話のなかだと,同じままというところに,言葉や文字での表現の不思議さ,いえ,あたりまえさが,あると言えるでしょう。作者のほうは,どんどん年をとっていくというのに,ノリコがずっと同じなので,どうしても一冊の本の中に入ってもらっておこうと思いました。                           (本書「あとがき」より)  


ふんすいのうた 木島始著 180頁 四六判上製 本体1300円 
ISBN4-88352-039-0
花のきもち 木島始著 184頁 四六判上製 本体1300円 
ISBN4-88352-040-4

『ふんすいのうた』と『花のきもち』の二冊は,同じ考えで組み立てました。
 もう書店ではみつからない詩集『もぐらのうた』『もりのうた』の二冊と,訳詩集『やさしいうた』の一冊と,絵本として出ていた「はなし」や,絵本にしようとしていた「はなし」などで,編んでいったのです。もともとの現れかたは,画といっしょだったのが,ほとんどで,つぎにその画家たちの名前を,書きならべて見ることにします。小野かおる,桂ユキ,梶山俊夫,大道あや,朝倉摂,山内ふじ江,ミルコ・ハナーク,羽根節子,本田克己,山内亮,石渡萬里子,上矢津,スズキ・コウジ,堀内誠一,古川タク,おぼまこと,木下惇子,キャロル・クライン……。
 目で見るときに,見くらべられる画のないこんどの本には,耳で聞くときに,曲がついて歌えるようになっている詩が,かなり数多く,ふくまれています。そこで,同じように,歌えるようにしてくださった作曲家たちの名前を,つぎに書きならべます。林光,間宮芳生,三善晃,新実徳英,木下牧子,高嶋みどり,毛利蔵人,伊藤翁介,すぎやまこういち,桜井順,谷口哲彦,萩京子,工藤吉郎,望月彰,八子政信……どこかで軽く口ずさんでくれている読者のあなたも,これらの作曲家たちのなかに入り込んできそうな気が,してきます。(本書「あとがき」より)  
                      


飛ぶ声をおぼえる 木島始著  176頁 四六判上製 本体1300円 
ISBN4-88352-052-8

詩 恐竜のたましい  ヒマラヤの笛(A・ラマチャンドラン) シャボンだまのひと 詩 くさきのせせらぎ  マヨイノもりのむかしむかしばなし五つ(ふにゃふにゃどろぼう けちいちばん そっくりかえりこじき うんまげえ レンギョさま) 虫のいどころはどこかな? 詩 ぬけみち     うたものがたり――雲のなかのピッピ 詩 つまりそのう 詩 りんごをかじる  夜空の顔……三つの声がものがたる 詩 みなもとのうた かくれ竜のはなし 詩 やっと自由に飛べるとき 詩 小さな鳥へのほめうた