社会学・社会福祉6

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ドレフュス事件に関する書物

措置と契約の法政策と人権           高野範城(弁護士)著
−福祉系学生と職員のための法学入門−     46判並製 210頁 本体 1500円 
ISBN4-88352-113-3  2004年 →詳細目次 一部内容紹介(10/3/12)

 本書は,社会福祉の法政策の中心である措置と契約の長所,短所,権利保障の意味を法律による行政と人権の視点から検討しています。これまでの福祉系の大学や専門学校は,介護や医療等の「技術」の専門家の養成という側面が強く,法律の授業は福祉を実施するための根拠法として学ぶ程度でした。それゆえ,社会福祉法3条の個人の尊厳の意味や利用者の人権の今日的意義が十分に授業で教わる機会がありませんでした。本書は,明治憲法と日本国憲法の自由権保障の相違や生存権の保障の歴史的意味を明らかにしています。そして今日,社会や福祉の現場で生起しているさまざまな事例を法律家の視点からとりあげながら,利用者の人権の意味と法の役割を明らかにしています。その意味で,本書は福祉の専門職の方々の社会福祉の法と人権を中心とした法学の入門書ともいうべき本です。 目  次 第1 措置制度と人権 −私が関与した生活保護訴訟を通じて− 第2 措置と契約時代の利用者の権利と職員の役割 第3 子ども,障害者,高齢者の事故−利用者の生命,身体の安全とリスクマネジメント− 第4 高齢者の生活の安定と人権 −自己責任と公的責任の間で− 第5 利用者の人権とは何か−人権の歴史からみた利用者の人権− 第6 人権からみた社会福祉の法 第7 憲法が変わると個人,家族の生活はどう変わるか


アメリカ知識人論 永井務(東京国際大学)著    A5判上製 352頁 本体 3200円
ISBN4-88352-099-4  2005年 →詳細目次 立読みのページ(09/12/18更新)

目次/1章 1920〜1940年代におけるアメリカ左翼知識人 2章 1950年代におけるアメリカ批判理論 3章 1960年代の知識人論 4章 1970〜80 年代における保守主義・新保守主義とアメリカ批判理論 5章 1970〜80 年代における構造主義・脱構造主義とアメリカ批判理論 6章 1990 年代におけるアメリカ批判理論(1)―― 『テロス』誌と文化左翼 7章 1990年代におけるアメリカ批判理論(2)――新しい社会運動 8章 1990年代におけるアメリカ批判理論(3)――フェミニズム 最終章


臨床心理研究のための質的方法概説 鈴 木 裕 久(東京大学名誉教授)著 
A5判並製 220頁 本体 1900円 ISBN4-88352-111-7  2006年 →詳細目次 一部内容紹介(10/3/1)

第I部 質的方法の基礎理論 第1章 質的方法と量的方法の区別 第2章 心理学における質的方法の興亡 第3章 質的方法の論理 第4章 研究の倫理 第5章 質的研究の評価ポイント 第 II 部 質的方法の類型 第6章 質的方法の分類(1):質的研究の諸学派 第7章 質的方法の分類(2):形態の分類 第III部 研究の企画・準備 第8章 問題設定・理論図式作成・スケジュール決定 第9章 研究対象の選定 第IV部 少数事例の研究:質的研究の共通タイプ 第10章 事例研究法の概略 第11章 自然的事例研究 第12章 単一事例実験 第V部 データ収集 第13章 観察 第14章 面接 第VI部 言語データの分析 第15章 内容分析(Content Analysis)第16章 会話分析(Conversation Analysis)第17章 談話分析(Discourse Analysis)第18章 物語分析(Narrative Analysis)第VII部 パタン化された方法 第19章 エスノグラフィ 第20章 データ対話型理論(Grounded Theory)


新・マス・コミュニケーションの調査研究法   鈴木 裕久(東京大学名誉教授)・
島崎 哲彦(東洋大教授) A5判並製 210頁 本体1900円 ISBN4-88352-124-9 →詳細目次

旧版の刊行以来16年が経過した現在,旧版の内容はすでに時代に合わないものとなってしまったという
感は否めない。まず,研究対象を構成するマス・コミュニケーションのメディア側の状況が大きく変質した。従来のマス・メディアの枠におさまらない新しいメディアおよびコミュニケーション・システムが出現し,強大な力を振るうようになっている。さらに,データ収集のための装置としてのメディアの発達も著しい。また,人びとの生活時間の多様化や住居形態の変化,理論的なランダム・サンプリングの実行が極めて困難になるなど「調査環境」の悪化も進んでいる。このようなことから,旧版の役割はすでに終わったものとして,時代により適合した新しい版を刊行しようと考えるに至ったのである。I 調査とマス・コミュニケーション研究 II マス・コミュニケーション調査の企画・立案 III 調査実施の準備 IV 対象の選定 V Vデータの処理一集計・分析 VI 生産・伝達過程の調査(送り手の調査) VII 内容分析 VIII 受容過程の調査一(1)基本的問題 IX 受容過程の調査一(2)接触と知覚 X 受容過程の調査一(3)心理・行動の実態と変化 付録1 受容過程調査の質問文の例 付録2 マス・コミュニケーション調査の例


釧路内陸部の地域形成と観光マーケティング 光武 幸、小内 純子、湯川 郁子(札幌学院大学)著 A5判上製 240頁 本体 2400円 ISBN978-4-88352-126-5 →詳細目次

本書は、釧路内陸部を対象に、地域形成と観光・マーケッティングについて論じている。I部では、観光・マーケッティングの考え方を利用して、釧路内陸部の観光資源としての価値を明らかにし、それを生かした地域再生の方法を提案している。II部では、標茶町の2つの地区(阿歴内と虹別)を対象に、入植から現在までの地域形成過程を追い上げる。序 章 I部 釧路内陸部の観光・マーケティング 第1章 観光資源・釧路湿原のマーケティング第2章 摩周温泉郷の創造―弟子屈の温泉もコラボレーション― II部 釧路内陸部の地域形成と住民活動 第3章 阿歴内原野の開拓と地域形成 第4章 大規模酪農地帯・標茶町虹別における地域づくり運動の展開とその要因〜北海道地域社会にみる外発的開発から内発的発展への転回軸〜 第5章 標茶町阿歴内における地域形成と集落再編過程 ――地域づくりを規定する要因とは―