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社会をとらえる
――いのちの大切さと福祉職員の専門性―― 小林一穂(東北大学教授)著 四六判並製200 頁 本体1500 円 ISBN978―4―88352―209―5 →詳細目次 マルクスはもう古いとよく主張されている。だがそれは,近代社会はもう古いというのと同じだ。というのも,現に私たちが生活しているのは近代社会で,この社会をマルクスはとらえようとしているからだ。「資本主義が続くかぎり,マルクスを超えることはできない」(サルトル)といわれるように,マルクスが示した社会理論は,今日の私たちにとっても妥当するといえる。また,マルクス自身の著作は短いものでも難解だし,いわゆる解説書はそれぞれの立場から書かれている。初めてマルクス社会理論を学ぼうとするときに,どれを手にとったらいいのか迷うことも多い。本書は,マルクス社会理論にもとづいた叙述だが,マルクスに「忠実」な解説をめざすのではなく,筆者なりのマルクス理解を展開することで,平易な説明になるように心がけた。
テイラーさんからの贈り物――津波の犠牲になったアメリカの先生[対訳]A Gift from Taylor The story of an American teacher who was lost in the tsunami 文・千葉 直美 絵・阿部 悦子 訳・市澤 マリア 四六判並製40 頁 本体1000 円 →詳しい内容紹介
労働組合のないところで働いている人は,解雇や退職強要,賃金カットなど働き続けることが困難な問題に直面したときどうしたらいいのだろう。この問題に取り組んで4,000件の問題解決,合計1億円の成果をあげてきた,八王子の労働問題センターの取組みを1冊にまとめた。あなたの住んでいるところにも労働相談所はあります。泣き寝入りせずに声をあげましょう 序章 本論:事例集 解雇事件 退職強要・退職をめぐって 。 労働契約違反 「 社会保険・労働保険に関する事例 」 セクハラ・パワーハラと精神疾患 、 倒産と労働者の権利 ・ 労働者を守る最善の手法、それは労働組合の結成 補章 3.11を忘れない 終 章
世紀末文化を楽しむカルチャー・ツーリズム――アール・ヌーヴォーの世界へ誘う―― 光武 幸著(札幌学院大学経営学部) 第1章 カルチャー・ツーリズム〜いまなぜ,文化がキーワードに〜 第2章 アール・ヌーヴォーを知るための章 第3章 マジャール文化と融合したアール・ヌーヴォーの美〜 第4章 ツーリズムで楽しむハンガリー・アール・ヌーヴォーの世界 高 野 範 城(弁護士)著 本書は私の45年の年金・医療・介護など社会保障などの裁判や老人ホームなどの運営に多年にわたって関与してきた経験にもとづき,60,70代の高齢者は勿論,社会福祉になじみが薄い弁護士・税理士・司法書士,行政書士を対象にして年金・医療・介護などの仕組みと実態などについて述べています。また,老人ホームや地域包括支援センターなどの職員のように,後見・相続などの民法などの法知識が十分でない人に家族法などの仕組みと問題点を述べています。そのうえで本書は,高齢期の様々な社会問題と法的諸問題について入門編から応用編までを世界の人権や社会保障の歴史と関係づけて考察しています(本文「序 本書を読む人へ」より)。 三須田 善暢(岩手県立大学 盛岡短期大学部国際文化学科 准教授)著 農村の組織化と営農志向――長期不況下の庄内農村研究(1)―― →詳細目次 A5 判上製 360 頁 本体3800 円 本研究は,山形県の農村( 主として庄内地方) を舞台とした,いわゆるバブル経済崩壊以降の長期不況下における農家経営と村落の動向を,叙述的に分析したモノグラフである。事情により2 部構成となり,第1 部の本書では営農志向や産地化・組織化を扱い,後日出版予定の第2 部では新規農業参入者や村落内集団を切り口にする。日本農村社会学は,周知のように村落(部落)のモノグラフ研究をその基礎としてきた。本研究もその流れに連なるものである。(「はじめに」より)第1 部 農村の組織化と営農志向 第1 章 庄内農業・農村の概況――1990 年代後半以降の統計の整理から 第2 章 水稲単作・兼業化深化村落における営農志向とその特徴――山形県酒田市中野曽根の事例 第3 章 兼業化の深化と稲作生産組織の動向 第4 章 農作業の広域組織化とその性格 ――山形県酒田市北平田地区における無人ヘリ防除組織等を例にして 第5 章 2020 年における中野曽根の営農志向 第6 章 花卉複合作優位村落における営農志向とその特徴 第7 章 花卉産地の形成と先駆的農民 第8 章 2020 年における連枝の営農志向。 高野 範城(弁護士)著 夫婦・親子で考える 40 歳から100歳までの過ごし方 ――定年前後の安定と充実した生活の設計とは―― A5 並製 295 ページ 本体2000 円 →詳細目次 本書の特徴は2つあります。1つは日本の高齢者の置かれた現状を,この100年の日本の歴史,とくに戦後改革との関係で考察していることです。もう1つは定年後の生活を第2の人生のスタートととらえて,自分の初心,青雲の志を生かす絶好の機会として自分らしく生きることを提案していることです。目 次 本書を読む人へ 第1章 人生100 年時代の幕開け―― 個人の努力と公的支援―― 第2章 高齢者の安心としての社会保障―― 老後の公的保障と財政問題――第3章 40 歳から64 歳の生活が定年後の生活を決める―― 経済的・精神的・文化的財産の貯蓄を――第4章 65 歳から80 歳を自分らしく生きるために―― 人生の後半戦の留意事項と充実感のある人生を――第5章 81 歳から100 歳前後をどこで迎え,どう過ごすか―― 老人ホーム,認知症,旅立ち―― 第6章 企業社会の「垢を洗って」生きがいのある老後―― 自由と生存を実感する人生のまとめ――第7章 ある婦人の100 年のあゆみ―― みちの奥に生まれて――補論 高齢の配偶者の生活の安定と相続・遺言―― 超高齢化社会の夫婦・親子の関係―― |
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