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台湾の行方 郭煥圭(F・ケイ・クオー)(カナダ・サイモン・フレーザー大学)著
Whither Taiwan ? 46判上製 238頁 本体2000円 ISBN4-88352-107-9 2005年 →詳細目次 推薦の辞(関 嘉彦)郭氏に初めて会ったのは,1966年夏,オックスフォード大学のセント・アントニー・カレッジにおいてである。彼は,アメリカの大学でライシャワー教授,スカラピノ教授等と,私の東大時代の恩師である河合栄治郎を中心に,日本の自由主義を研究したことがある。蒋介石批判の言論をしたため,台湾へ帰ることができず,その後カナダのサイモン・フレーザー大学に奉職した。以後,いろいろの機会に彼と話し合うことがあった。彼の根本思想は,台湾と中国とが武力に訴えることなく共存を続けていくことであり,例えば共産党崩壊後のロシア,白ロシア,ウクライナなどの独立国家共同体のごとき関係を樹立することである。私もその関係以外に,困難な歴史的背景のある台湾問題の解決は,見当たらないのではないかと考えている。台湾の将来を案じる方々に,一読をお勧めする次第である。 主要目次/はじめに:私と台湾 第一章 台湾問題とは 第二章 中国の台湾政策 第三章 アメリカと台湾問題 第四章 日本と台湾問題 第五章 台湾の将来 第六章 台湾問題と政治学 21世紀日本外交の課題 星山 隆 (在マレーシア公使) ―対中外交,アジア外交,グローバル外交― 46判上製 360頁 本体 2400円 ISBN978-4-88352-153-1 2008年 →詳細目次 立読みのページnew!! 世界は今国際秩序の混迷期にあり,日本も多様な安全保障上の脅威にさらされるようになっている。海洋国家日本が21世紀においてこれら脅威を抑止し,プレゼンスと繁栄を維持するには日中関係をはじめとする二国間,地域,グローバルの各レベルで「多面的な抑止外交」を展開しなければならない。現代日本外交をとりまく諸課題につき「秩序」,「歴史」,「価値」という3つのキーワードを使い現役外交官が分析する。 目 次 第一部 第一章 日中関係の構造 ――溶ける氷と溶けない氷 第二章 台湾問題の構図 ――三者三様の現状維持 第三章 歴史問題―― 南京事件を中心に 第四章 日本のアジア外交――地域秩序の創造に向けた積極外交 第二部 第五章 「価値の外交」――自由と民主の国際秩序をめざして 第六章 日本外交とパブリック・ディプロマシー――ソフトパワーの活用と対外発信の強化に向けて 第七章 二十一世紀における日本のグローバル外交――環境、開発、平和の三協力を中核に 最終章 海洋国家日本の進路――あとがきに代えて 中小企業金融をどう理解するか 清 田 匡(大阪市立大学) 編 著 公設試験研究機関と中小企業 植 田 浩 史(慶応大学) ・ 本 多 哲 夫(大阪市立大学) 編 著 A5判上製324頁 3200円 ISBN4-88352-119-2 2006年 →詳細目次 一部内容紹介(10/3/12) 序 章 公設試験研究機関研究の課題 第1部 地域産業振興と公設試験研究機関 第1章 公設試験 論集:新しい社会の経済学 田中菊次(東北大学名誉教授)著 →詳細目次 (序説)新しい世紀,新しい社会のための経済学は? 第1論: 経済学と社会主義 ――人間・自然・社会の新しい時代のために―― 第2論: 人間・社会と貨幣,貨幣とは何か?――経済人類学のマルクス貨幣論批判 第3論:マルクスの「価値形態」論と「交換過程」論――学説と論争の本源的検討―― 第4論:『資本論』の未完成と新MEGA・第II部門の公刊――マルクスの『資本論』の仕上げ作業―― 第5論:『資本論』と「国家」論――「IV)国家」への上向の問題――(結説)マルクスの『資本論』および「プラン」の完成のために――体系の眼目となるべきもの―― 付篇・I:座談会:学問としての経済学を求めて 付篇・II:A Summary of this book
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