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季刊『経済と社会』 A5判 260頁 本体1700円
常任編集委員 相田利雄(法政大学) 一井昭(中央大学) 伊藤誠(東京大学)海野八尋(金沢大学) 大石雄爾(駒沢大学) 小西一雄(立教大学) 徳重昌志(中央大学) 増田正人(法政大学) 三宅忠和(日本大学) 米田康彦(中央大学) 第1号 特集 「ポスト冷戦」で世界秩序はどうなるか ISBN4-915659-64-X 第2号 特集 「現代資本主義の不況論」 ISBN4-915659-67-4 第3号 特集 地球環境問題を考える ISBN4-915659-71-2 第4号 特集 現代社会と産業構造の転換 ISBN4-915659-75-5 社会を科学する 有江大介(横浜国立大学名誉教授)著 (2017年以降発行予定) 180頁 A5判並製 予定価1500円 →目次詳細 この本は,経済学や法学,社会学など社会科学(social science)と呼ばれる学問領域がどのようなものなのかについて説明し,理解してもらうことを目標としています。第I部では社会科学,特に経済学とはどういう学問かという点について,その方法論から見た特色をつかみ取ってもらいます。第II部は,経済学の基軸的な概念・用語を紹介し,説明をするとともに,現代の経済学や社会科学の状況についてコメントします。具体的には,「労働」や「所有」,ものの「値打ち」や「契約」などの,古典派から現代経済学に至る経済学を構成する主要概念の内容と歴史を解説・検討します。第III部では,社会科学は,明治以降の「輸入学問」であることの意味についても,西欧VS.アジアという,今なお色あせない視点から考えたいと思っています。 ジェレミー・ベンサムの経済思想―欲求・功利・公共性― 有江大介著 (2017年以降発行予定)350頁 A判上製 予定価3500円 振り返られることのほとんどなかった経済学者としてのベンサムを哲学・方法・政策の各側面から再構成する。まず第一に“忘れられた経済学者”の池からベンサムを救い出し,18―19世紀イギリス経済学の系譜の中に正当に位置付けること。第二に,ベンサムの経済学の存在意義を明らかにする。第三に,ベンサムの政策提言が現代貨幣経済理論の先駆と成りうることを指摘する。第四に,ベンサムの経済思想こそ経済学のエッセンスを先駆的に体現していることを確認する。そして,マルクスがなぜ近代ブルジョア社会を「自由,平等,所有,そして,ベンサム」と特徴づけたのか,なぜ功利・効用主義を前提とした新古典派経済学が正統的経済学の地位にとどまり続けるのかを理解する。目次 1 序章 2 哲学:欲求・功利・公共性 3 方法的前提 4 功利の概念と最大幸福原理 5 正義の概念 6 ベンサムの経済学と立法の科学 7 ベンサムの救貧政策構想 8 ベンサムの経済政策提言の方法論的含意 9 18-19世紀イギリス政治経済学におけるベンサム |
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